2で割り切れる数が偶数、、と言ってしまうと、少なくとも九九の2の段を理解するまで偶奇を理解できません。
単純に、
①「半分こできる数」と「半分こ出来ない数」がある。
②数字を並べると交互に出てくる。
③1の位だけを見たら判別できる。
という事を理解してもらいましょう(最初は偶数と奇数という言葉は分からなくても良いです。)。おはじきでも何でも良いのですが、個数が分かっているものを、左右の手で一個ずつ(同時に2個)取り出す操作をして、最後に1個だけ残るか、綺麗に取り切れるか、という作業を何回かやれば少なくとも、①は理解できますし、残った1個に1個追加したり、その一個を失くしたりしたら、綺麗に取り切れることから、②と③も理解できます。
偶数と奇数の概念が身につき、九九が理解出来たら、雑談がてら”奇数の和”を説明しても良いかもしれません。反応がイマイチならあまり立ち入らず、学習が進んでからまた同じような話をしてみてください。
1+3=4=2×2
1+3+5=9=3×3
1+3+5+7=16=4×4
以上のように、連続した奇数の和は同じ数同士を掛け合わしたものになります。
このことは、以下の図を用いると説明できます。
初版: 2023-11-09
最新版:2023-11-09