あくまで個人的意見で、参考として頂けたら幸いです。そぐわない場合は、このサイトを利用しないでくださいとか、そのようなものではありません。
年齢を問わず一般論として、学習という行為は下から確実に積み重ねていく、と考えられがちだと思います。学習内容を大きく切り分けた場合には、下から積み重ねていく、というのは正しいとは思います。
しかしながら、細かいところでは、すべては理解できていないけどとにかく進んでみたり、以前に学習したことをもう一度振り返ってみたり、先に習うことに少しだけ触れてみたりしながら、学習してきた経験は誰しもお持ちで、その経験はある程度有効であった、と感じておられるのではないでしょうか。
少なくとも、管理者自身、管理者の子弟については、そのやり方で学習をしてきており、現在もそれを継続しておりますので、本サイトでも順番にはこだわり過ぎない展開となっております。
<家庭において>
親として、勉学や芸事において自身の子どもを指導するのは難しいものだと感じております。「どうしてわからないんだ。」「なんでそんなにすぐに気が散るんだ。」と常に感じます。決して感情的にならず、時間をかけ過ぎず、すぐに成果を求めず、ある程度のところで切り上げることを心がけるべきと考えます。経験上、切り上げる際には、怒り気味に「もうやめなさい!」というのは当然ダメで、「じゃぁ、こっちの問題終わったら今日は終わりにしよう。」と、確実に解ける問題を少しだけやらせて終わるのが、円滑で、お互いの精神衛生的にも良さそうに感じております。
一方で、ある程度「機嫌の悪い自分・気分が乗らない自分」と向き合わせる経験も必要とは考えます。これは頭脳や身体とは異なる、内面的なもの、情緒的なものなので評価しづらい点だとは思います。また、受験に限らず、スポーツや芸事、友人関係等でも必要され、さらには人間として社会で生きていく上で必須のものだと思います。誰しも、機嫌が悪ければ露骨にパフォーマンスが低下するような未熟な状態であっても、大人になるまでには、機嫌が悪いなりに今、自分がやるべきことに立ち向かおうとする段階へ成熟する必要があります。親が過剰に、子の機嫌取りに腐心することはできれば避け、自分の機嫌取りは自分でもできるように仕向ける必要があります。この部分は個々人の精神の発達と大きくかかわると思いますし、親や家族の個性、家庭環境、学校環境に依存する部分が大きいので、ここではこれ以上説明いたしませんが、「機嫌の悪い自分・気分が乗らない自分」との向き合い方も受験を乗り越えるうえで必要なスキルであることは頭に入れておいてください。
<問題の解説について>
解説は基本的に用意していないか、あるいは用意してある場合でも有料です。
しかし、代表的な問題の解説については、無料で公開しておりますので、それを参考にして保護者様が解説をされることも可能かと思います。その際には、上述の<家庭において>を心に留めておいていただけると幸いです。
初版/最新版 2023-09-22/2023-09-22